日本国召喚外伝『新世界異譚 Ⅱ 孤独の戦士たち』の『救国者』について

どうも、おはこんばんちは。髙松です。

尼レビューで重箱のかなり隅を突いてもらって嬉しくなったので、書いてた当時のことをちょっと思い出して解説しようかなとブログ記事にしました。

レビュアーの山さん、本当にありがとうございます。読み込んでくださってめっちゃ嬉しいです。

『救国者』に使う金属ですが、私もこれよくわかんなかったんで色々調べたんですね。
HB PLAZAさんのこれとか参考にして。
https://hb-plaza.com/material/

クロモリ使わなかったのは融点の問題だったかな。合金として安定した性能を発揮させる以上、融点より高い温度にしないといけないんですが、約2500℃以上の熱を入れるのってちょっとぶっ飛びすぎてて。そもそも2000℃の出力を得るのも、エスペラント王国の技術水準的には反則に近い。
だからここは魔法の力に頼りました。ご都合主義万歳。

で、モリブデンの融点はいくつかっていうと、約2600℃。これを安定した性能にするには……まぁ答えはわかりますよね。

ちなみにバナジウムは産出する場所に原油がないといけないのでおかしくなっちゃうんですね。
海に近いし。
この辺は作中に書いてますね。表記が足りなかったですか。すみません、これ長々説明してたら気にしない普通の読者さんが絶対飽きると思って端折りました。

マルテンサイトやフェライトでもいいかなと思ったんですが、これは銃の開発環境とエスペラント王国の今後の発展に関係してます。
マルテンサイトだと脆い特性があるということなので、技術が安定してないエスペラント王国で量産するにあたり不安が残ります。黒色火薬レベルだったのに、いきなりシングルベースの火薬使ってますし、そのテストも十分に行えないので事故が怖い。これはないな、という消極的理由です。

じゃあ積極的理由は何だというと、もし魔獣軍との戦いに勝ったら、急速にエスペラント王国を発展させることになる。この辺は『C-2』の墜落で必ず賠償しないといけないのと、陸自が調査に派遣されてることから日本の手で開発が入ることは岡でも容易に想定できる。
そこで現代日本で一般的に使われているオーステナイト系のステンレスが作れるようになっていたら、建材や加工の指導の手間が省けることになる。岡の余計な気回しと言えなくもないけど、実際そういうものを輸入するなり輸出するなりすると輸送費がすごくかさむので、現地で作れるようにしておいてもいいやという恐ろしい独断です。
この部分は越権行為として絶対突っ込まれるので明記してません。内心の自由とかグレーは黒じゃないとかそういうレベルの話です。技術を「必要があって流出させた」だけで、「故意に高度な技術を流出させた」と証明できない、だからお咎めなしになったわけです。

あ、あと腐食の問題。オーステナイトって腐食に強いんですよ。雷酸水銀使ってるので腐食も怖いなと思って、採用する基準になりました。

そして『救国者』の開発は、いわば国家予算を大量投入した一大国策事業なので、中途半端なもの作ってそこそこの効果で満足してはいけなかったわけです。だから高級なステンレスでも構わなかった。

以上が、岡がステンレス鋼を作らせた理由です。他にも加工用の工具やらなんやらに使うので全部そのステンレス使えばいいじゃんっていうライン1本化の理由なんかもあります。エスペラント王国は少人数なわけで、使えるリソースが限られてる。いくつも合金作ってあれこれやるマンパワーも時間もなかったというのはかなり大きい。
全部作中に書けばよかったんですがすみません、これ長々説明してたら(

いやぁこれに気づいてもらえてめちゃくちゃ嬉しかったです。
超早口で喋ってる感じするでしょう? その通りです(
だってこの銃の資料探して理由付け作り込むだけで半年近くかかってますから、解説したくもなりますよ。えへへ。

という感じで、本当どうでもいいんですがそれだけです。
あとはなんか矛盾するところがあれば適当に流しておいてください。
これ以上は(銃については)何も考えてません。

ではまた。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。